一輪の花
2010年 11月 15日
止まってしまったのはこの記事でした。
「軍政に憎しみはない」
語るこの方の言葉には
どれだけの重みがあり
どれだけの想いが込められているのだろうと
何度も何度も読み返してしまいました。
夫と再会することなく死別し
子ども達とも会えなくなり
それでも一輪の花を髪に飾り
平和的解決を訴え続け・・・
国外退去を条件に
自由になることも可能だったのに
それを選択しなかった。
この方の背負っているものの重さに
読みながら胸が締め付けられました。
いつも髪に飾っているこの花は
かつて夫と
誕生日に互いに贈り合った花なのだそうです。
憎しみからは憎しみしか生まれない。
そう教えていただいたような気がします。
アウンサンスーチーさんの笑顔が
どうかミャンマーに平和をもたらしますようにと
彼女の失ったものや年月の大きさを思うと
願わずにはいられませんでした。
by tantamago
| 2010-11-15 19:17
| *そのた*